淡々と日々のあれこれ

薬膳とか仕事探しなど、日常のあれこれを書きとめておくブログ。アウトプットのリハビリ。初期はごく私的な日記です。

眼を持つこと

秋口には、「空が高くなったな」と思ったのですが、ここ数週間は曇り空が多くて、その空も見通せません。
紅葉がそろそろ始まっても良さそうなものだと思いますが、寒さの到来はまだなのでしょうか。

今の時期、近所で紅葉してるのは、桜の木です。そして、葉がハートの形をした木もそうです。これは、いち早く葉を真っ赤に染めていて眼についたのですが、名前が分かりません。
ものを見て、それがなんだかわかるというのは知識の問題ですが、そういうことではなくて、そこに張り巡らされている事象を読み解くことには“眼”が必要なんだなどと最近、反芻していました。

私は頭でっかちで、理論は知っていたりするのですが、なにも但し書きがない現象を見てそれにふさわしい理論を思い起こすことができるかと言えば、全くそうではないなぁと思います。忘れっぽいのもあるけれど、私には本当の意味でそれが身に付いていないから、つまり“眼”がないからなんだ・・・と。

デザイナーさんと話していて気付く色を見る眼。
美術家の言葉を読んでいて知る形を見る眼。
写真好きと話していて知る光と影の具合を見る眼。

いろいろ・・・
なにげなく提示されるそれら。どれもこれも、一朝一夕には形成できない眼ばかり。

途方に暮れたり、無力を感じたり・・・