本の未来
私は最初に図書館に勤め、漠然と本に関することなら仕事としてやっていく気になれると思って、社会人生活をスタートさせました。
心細く、自信なく、不安でいっぱいだし、ふつうの会話というのが難しくて考え過ぎていました。
今はだいぶ図太い私ですが。
今の仕事が3月で終わり、ちょうど3月末からある講座が始まると知り、先日、問い合わせてみたのですが、既にいっぱいでした。
入門から最後までいくには、五年かかるそうで、一年先延ばしするしかない状況で、久しぶりにワクワクした気分がちょっとがっかり。
講座は、本の歴史と保存修復について学べるもので、製本の本場へ行かずに関西で基礎が学べる場所というのは、まだまだ少なくて、それだけに魅力的でした。
それだけでは勿論仕事に繋がりません。
けれど、そんなの関係なく、面白そうと思う気持ちと、もう30だしなぁという気持ちとが混ざりあっています。
電子書籍が普及する中、アップル社が何やら新たな発表をするとか。
狭い日本で、省スペースになり便利で様々な魅力が付加されるなら、電子書籍はもっと普及すると思います。
でも、だからこそ、紙の本の価値もあるということになるのかも知れません。